子供の皮膚病
みずいぼ 伝染性軟属腫
原因はウイルスで水を介してうつります。プールやお風呂が感染源です。小児のからだ、四肢を中心に皮膚と同じ色か、もしくは、うすい赤みをおびた柔らかい半球状のもりあがった皮疹です。
昔は夏に特徴的でしたが今は1年中スイミングができるので冬にもみることができます。自然になおることもありますが増えるスピードがはやい場合は治療が必要です。治療はつまんでとることですが、なかみがとりきれないと再発もしくは多発するのでお医者さんでとってもらうことがよい方法です。最近ではとる痛みをやわらげる方法もありますので自己処置せずに、皮膚科専門医にご相談ください。
とびひ 伝染性膿化疹
夏期に主として乳幼児の顔面、体、四肢に水ほうや水ほうが破れてびらんという状態ができ接触により次々と伝染します。原因は黄色ブドウ球菌です。予防は清潔にすること。多くは虫さされなどをひっかくことにより伝染するので爪の手入れも必要です。治療は抗生物質の内服、外用。
手足口病
1歳〜5歳児で6、7、8月に流行し、潜伏期は3〜4日。手のひら、足の裏を主とし、口の中にも小さな水ほうができます。軽度発熱や胃腸症状をきたすことがあります。原因はウイルスですので治療は対症療法となります。
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