・ その1
よく病院に行くと お薬だけください とおしゃる方がいるようですが皆さんはどうですか?
第一に時間がないという方、第二に診察するとお金が高くなると思っていらっやる方が多いようです。
現在の医療制度では投薬だけでも診察を受けても窓口の料金はかわりません。国は投薬は診察を受けて処方されるものと考えているからです。そのため投薬のみは原則では禁止となっています。その背景には患者さんの状況の変化に対応せず投薬が続けられていた場合そのために起こってくる副作用をみのがしてしまったり、効果がなくてもとりあえず飲んでいる方が多かったりするからでしょう。
薬は自分の体の中にいれるものです。きちっとその都度、診療をうけ身体に変わった変化がないか、症状はどうなのかを話し、投薬してもらうことが患者さんにとって意味がある診療だと思います。
・ その2
同じ事をしているのに、窓口の会計がいつも違うのを不思議におもいませんか?
これは複雑な診療制度に理由があります。
簡単に再診料のみを例にあげて説明してみましょう。クリニックでは初診の月の次の月からは1回目には継続管理加算という項目があり、それがプラスされ、再診料で810 円 となります。2回め3回目は再診料のみなので740円となります。 4回目からは再診料がさがりますのでまたかわります。これは1か月単位ですので次の月にかかるとまた金額がかわってきます。さらに病名によっても月の始めに加算されるもの、初診日より1か月たつと加算されるものなど、本来診療内容に含まれるべきものがずれて請求されるものがあります。また薬の内容により処方せん料が違うこともあります。
すべてコンピューターで自動的に計算されているので多くとられるということはありませんが、1つの病院だけでなく2か所3か所かかっている方はその医療機関に通う日数によりまたそれぞれ窓口で支払う金額がかっわてくるので御注意ください。
このように複雑なシステムにされており、医療機関でも困っているのが現実です。これからもどんどん複雑になっていきますので解らない点はいつでも私たちにお尋ね下さい。
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